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平和の日

昨日(1月30日)は、こちらで一般に言う平和の日でした。
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一言に「平和の日」と言っても、色々とあるのをご存知ですか?

●World day of Peace:1月1日。ローマカトリック教会が「平和」に捧げる祝日。基本的には、ローマ法王が毎年、教会に対して、権威ある宣言(抱負/テーマ)をする日でもあります。
ちなみに2012年に出されたテーマは、Educar os jovens para a Justiça e para a Paz「正義と平和の為に若者を教育する」(ベント十六世法王)です。


●国際平和デー(International Peace day, World Peace day):9月21日。一般的に世界中で祝う平和の日です。上と同じく「平和」に捧げられた日で、主に戦争をなくそう、という願いが込められています。
この日には、NY国連にある、Peace Bellがならされます。この鐘は、(アフリカ大陸以外)全ての国の子供たちから寄付されたコインが融かし込まれおり、なんと日本の国会から寄贈されたものなのです。


●そして、昨日は、「学校の非暴力と平和の日」でした。
日本語にすると、訳の分からん事になるので、一応英語でも書いておくと、こういう風になります。

The School Day of Non-violence and Peace ( DENIP: Dia Escolar de la No-violència i la Pau - カタラン・マヨルカ語)

スペインはマヨルカの詩人Llorenzo Vidal Vidalによって、1964に設立された遵守です。
「普遍的な愛は利己主義よりも優れており、非暴力は暴力よりもましで、平和は戦争よりも良い」というのがスローガンです。

幼稚教育の分野(幼稚園や保育園)で祝うようになりました。
うちのきりんタンもこの日の為に、ハトを飾り付ける宿題が出ました(写真矢印の鳩)。
それが、平和を象徴する白い鳩であるべきものが、なんだか毒々しい感じに!
他のクラスメートの鳩は、本物の羽根がついていたり、綿が貼付けてあったりと、とても奇麗に出来ています。
これでは、いかに私とモモがいいかげんかが、バレバレだわ〜。
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なお、この日がなぜ1月30日になったのかと言うと、この日はマハトマ・ガンジーが暗殺された日なのです。平和最大の武器である、非暴力と不服従を提唱した彼にちなんだ日を選ぶなんて、ピッタリ思いませんか。
# by megimei | 2012-02-01 08:33 | ルシタニアを知る?

Bolo Rei - 王のケーキ

Bolo Rei の説明をすると書いた事をすっかり忘れていました。
もう二月間近ですが、約束通り、説明しておきます。

Bolo Rei -  王のケーキ_a0101008_894175.jpg

クリスマスからDia do Rei の時期になくてはならないのが、Bolo Rei(王のケーキ)。
この「王のケーキ」は、東方の三賢者の幼子イエスへの贈り物を象徴するものなのですが、王冠のごとき、ドーナツ型になっており、上の砂糖漬けフルーツは宝石のようです。
なお、ケーキの生地は金、ドライフルーツは没薬、ケーキの甘い香りはお香と、賢者の贈り物を表しているそうです。
実は、中には空豆が隠されており、それに当たった人は、願い事がかなえられる、あるいは、その場の食事をおごらねばならないという伝統があります。

昔は、貴金属も隠されており、それに当たった人は、その日は'王'になる事が許され、次のクリスマスには、この「王のケーキ」を用意する義務があったのですが、貴金属を喉に詰まらせる危険性から、欧州で禁止令が出、今では、空豆だけの習慣が残っています。


では、なぜ空豆を隠すようになったのでしょう。
東方の三賢者は、キリストの誕生を告げるベツレヘムの星を見た時、彼等の中で誰が贈り物を最初に捧げるという名誉を得られるか議論します。ですが、なかなか合意に達する事が出来ないでいました。あるパン職人がそれを見、空豆を隠したケーキを賢者達に差し出し、順番に一切れづつ取って食べるように言いました。そして、空豆が入った一切れを取った者が最初にイエスに贈り物を捧げるよう提案したのが、この習慣の始まりのようです。

これは伝説であって、歴史的には空豆には別の理由があるそうなのですが、今回は、Dia do Rei(王の日)にちなんで、多くの人の間で語られ続けている伝説のみにとどめておきましょう。
# by megimei | 2012-01-30 08:13 | ルシタニアを知る?

美術修復家として

グっと地球便!という番組で、ドキュメントされました。
ポルトガルの美術修復家として、私の日常や仕事風景が流れたのです。

当番組は、関西地区の読売テレビ局からのものなのですが、関東でも一部放送された地域もあるそうです。
まぁ、私もそうですが、海外にいる人には、見られないかしらね?!

撮影されていた時は、何も考えずに質問に対してペラペラ話していたのですが、今思うと、せっかくなので、しっかりと考えながら話せば良かったなと、少々後悔しています。こうして、冷静になってみると、伝えたい事も沢山あった・・・。

どのように仕上がったのか、興味はありますが、実は観るのが怖いと言うのが正直な気持ちだったりして。
そのうちDVDが送られてくるでしょう。
複雑・・・。
# by megimei | 2012-01-16 08:54 | 外の空気<エンタメ>

Dia do Rei

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1月6日は、Epiphanyです。日本語では、公現祭(こうげんさい)と、聞き慣れない言葉ですが、要は、幼子イエス・キリストへの東方の三賢者の訪問と礼拝を記念する日です。
こちらでは、一般的にDia do Rei (王の日)と言います。

カトリック教会で、この日を休日と義務づける必要がなくなり、ポルトガルでは普通の日と変わりないのですが、一応祝う習慣は残っているみたいです。保育園に子供たちを迎えに行くと、それぞれちゃんとBolo Rei (王のケーキ:後日説明します)を手に、冠をかぶって出てきました。
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スペインでは、El Dia de los Reyes(王達の日)で、この日は祭日。ヨーロッパ、アラブ、アフリカを代表する賢者達がそれぞれ馬、らくだ、象に乗って町中をパレードします。子供たちは、磨き上げた靴を玄関に並べ、翌朝その下に置かれる贈り物を楽しみにするのです。グローバル化が進むにつれ、他の諸国と同じようにクリスマス習慣へ移行しつつあるものの、両方祝う(プレゼントも二回)家庭も未だにあるそうです。

うちは、モモのお父さんがスペイン人なので、この日には孫達をつれて、お出かけするのが恒例になっており、今年からあまり手がかからなくなった、きりんタンも連れて行ってもらえるようになりました。
途中から、私たちもシャチ君を連れて合流し、みんなで海へ行き、日が沈むまで遊びました。

保育園のクリスマス会で、東方の王の一人を演じたきりんタンに、3人の王様の話しをしたけれど、分かったかしら。まだまだ賢者とは、ほど遠い存在です。
どうぞ、今年もよろしく。
# by megimei | 2012-01-06 23:04 | ルシタニアを知る?

Merry Christmas

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みな様、ごきげんよう。
この秋、祖母が永眠し、年始の挨拶を失礼させて頂くべきなのですが、それでは
西洋的に行こうと、クリスマスカードを送ることにしました!
子供たちの写真は、だーーーい好きなお風呂で撮ったものです。お風呂用バブルが
丁度サンタのあご髭のようだったので、アイディアをとりました。
「お風呂!」の一声で、二人とも競争で裸になり、お湯の中へ飛び込みます。
シャチ君はまだ一人では服を脱げないので、「急いで!」と足をバタバタさせ、
きりんちゃんは上から奇麗に、まるで脱皮したかのように洋服が残ります。
暴れん坊が二人もいて、賑やかな我が家ですが、これからも益々元気に過ごして
行きたいと思います。

皆様、メリークリスマス!!
来年もどうぞ宜しくお願い致します!


めぐみ、モモ、希凛リラ、嵯寅シャチ
# by megimei | 2011-12-25 07:39 | MEGI's GOODs